日本全国の路面電車を取り上げている連載企画.今回は鹿児島市交通局の後編です.先月号では,筆者の寺田裕一さんが初めて訪問した1980年以降の路線の変化,そして2000年ごろまでに登場した車両を中心に紹介しました.後編では2000年以降に登場した車両として,1000・7000・7500形など次々に導入された低床構造の連節車と,レトロ車両100形を紹介するとともに,鹿児島駅前停留場の改装や軌道敷き緑化事業など近年の変化について紹介しています.さらに,最新の訪問記と合わせて,1985年に相次いで廃止となった上町線と伊敷線の廃線跡も確認します.