当初の東京オリンピック開会式は7月24日の予定,競技期間中,都心を中心とした鉄道網は前例のない増発,深夜運転を図り,大会をバックアップすることになっていました.一方で鉄道施設の改築・整備も順調に進められ,駅舎の新装工事が各所で図られています.こうした東京オリンピック・パラリンピックに向けた鉄道側の対応とは,具体的にどのようなものだったのでしょうか.今回は都市交通史研究家として活躍中の,枝久保達也さんに情報をまとめていただきました.
また,昨年開業した相鉄・JR直通線の一方で,さらに工事が続く相鉄・東急直通線の工事現場ルポ,また,交通政策審議会198号答申(東京圏の鉄道路線計画)の最新情報を,草町義和さんに総覧していただきます.