『鉄道ファン』2024年3月号 1月19日発売

●「無ラッピング電車ツアー」2題
伊豆急行と長野電鉄で行なわれた,ステンレスカーをかつての姿に戻してのツアー列車について,読者の方がまとめてくださいました.伊豆急8000系は東急電鉄の8000系,長野電鉄3500系は営団→東京メトロの3000系がもとで,いずれも転入後はラッピングを施されるなどしてオリジナルから少し変わった装いで使われていました.これを,いずれも「もとの」状態に戻して運転するというもので,どちらも工夫を凝らした内容となっていました.

●阪急電鉄6300系変遷記
今から45年前,伝統の中に新風を吹き込む姿で阪急京都線にさっそうと現れた特急用車両がいました.6300系です.片側2扉で客室内には転換クロスシートがずらりと並ぶという.特別料金がいらない特急としては豪華な装備でお目見え,大阪・梅田と京都・河原町の間を結びました.そして10年ほど前には京都線特急からは引退したものの,現在も嵐山線や「京とれいん」として活躍中.そんな6300系の変遷について,ファンの方がまとめてくださいました.