『鉄道ファン』2024年3月号 1月19日発売

2018(平成30)年夏に発生した豪雨のため,中国地区を中心とした西日本は大きな影響を受けました.鉄道も例外ではなく,山陽本線をはじめとした周辺各線が不通となり,九州対本州の鉄道貨物輸送は大打撃を受けました.トラックや船舶での代行輸送はもちろん行なわれましたが,ふだんよりも決定的に少ない物流を少しでも増やすため,JR貨物・JR西日本などが連携してう回貨物列車が設定されることに.その概要について,仮屋昭典さんがまとめてくださいました.どのような経緯で列車が設定され,そして運転までにはどんな苦労があり,実際の運転時にはどのようなことがあったのか,地元の方ならではの目線で見た,う回貨物列車の姿を明らかにします.