『鉄道ファン』2024年3月号 1月19日発売

鉄道記事のあちらこちらで「ヨンサントオ」(昭和43年10月ダイヤ改正)の文言を目にする機会があるかと思います.今からちょうど50年に行なわれたダイヤ改正のことですが,いかに大きな影響を鉄道界にもたらしたのかは言うまでもありません.たとえば120キロ運転,今もその数値は高速列車(在来線)の一つの基準となっており,これは「ヨンサントオ」で初めて行なわれた運転速度です.ほかにも,現在では標準となった事柄が多数この改正で生まれましたが,とくに目立ったのがインフラの充実です.「ヨンサントオを振り返る」特集は前編・後編とし,今月号の前編では,おもに施設面で行なわれた改革(ビッグプロジェクト)を取り上げました.項目としては,北海道電化,東北本線複線電化,仙山・奥羽交流化などをピックアップ.50年,つまり半世紀前の出来事を今ここに蘇らせましょう.