インドネシア共和国の首都,ジャカルタに路線を有するジャカルタ首都圏鉄道(KCJ)には,これまで日本から続々と通勤用車両がわたり,その活躍を再スタートさせています.このうち,昨今,東京地下鉄から譲渡された車両が増えつつあり,引き続き,同社から車両が譲渡されることも予想されます.そこで今回,もと東京地下鉄の車両に,もとJR東日本203系,もと東葉高速鉄道1000形を含めて,その譲渡から現在に至るまでの経緯,今後の展望,さらに,KCJをめぐる日本の車両の譲渡に関する実情を,図表の数々を交えて非常に詳しく解説いたします.本編は,これらの車両について知るうえでこの上ない内容を誇る記事と言っても過言ではありません!