2025年12月号

発売日:2025年10月21日
特別定価1400円(税込)

今月号の巻頭特集は,EF65PF形がけん引したブルートレインを取り上げました."あけぼの"に始まり,東京口の"あさかぜ","はやぶさ"など,そしてJR化後も"瀬戸"や"出雲"の先頭に立って活躍したEF65PF形の姿を多数収録いたしました.CARINFOでは機会遺産に認定された青ガエル(東急5000系)のこと,また,東急3000系リニューアル車や営業運転に就いたN700系8連など,話題の出来事を盛り込んでいます.さらにこの4月,北九州から北海道へと在来線で運ばれた北海道新幹線(札幌延伸)用ロングレール輸送の記録もぜひご覧ください.私鉄関連では西鉄の話題が目白押しで,50周年を迎えた車体色「アイスグリーンの記録」はイラスト入りで解説.さらに海外記事として,200周年を迎えたイギリス鉄道の記念イベントのもようを盛り込みました.今月号も国内に留まらず,海外の話題まで多様な鉄道情報をお届けいたします.どうぞお楽しみください.

2026年1・2月号予告

〈岡山気動車支所のキハ40系・写真:遠藤 仁/2025-7〉

〈岡山気動車支所のキハ40系・写真:遠藤 仁/2025-7〉

2025年度は,185系などの国鉄特急形電車をはじめ,キハ40系列や近郊形としておなじみであった113・115系の引退が相次ぎ,残る国鉄形の存在は,いっそう際立ったものになりました.1月号の特集では,それら国鉄形を一堂に集め,今一度,活躍の現状をとらえてみることにいたしました.
 2月号の特集は「有料着席サービス」として,近年,とくに大手私鉄で拡大傾向にある着席料金が必要な列車を取り上げてまいります.このような列車(サービス)は古くは1980年代の「ホームライナー」など特急車の回送を利用した列車が発端とされますが,今特集では,おもに東武「TJライナー」以降の事情を,JRでは,首都圏では拡大されたSuicaグリーン車サービスを,関西でも広がりを見せるAシート,うれシートを掘り下げてみることにいたしました.また,これに等しい列車も参考事例として含めてまいりたいと思います.