フラッグシップモデル「EOS-1」シリーズの最新機種です．従来機種「EOS-1D X」（2012年6月発売）より，さらなる高画質化と高速連写を実現しているほか，動画撮影機能と通信機能を強化しています．自社開発の約2020万画素フルサイズCMOSセンサと，新映像エンジンを2基搭載した「デュアルDIGIC 6+」やAFセンサ，測光センサなど，キーデバイスを刷新し，基本性能が大幅に向上しています．これにより，高画素化とともに，AF・AE（自動露出制御）を追従させながら最高約14コマ/秒の高速連写性能を達成しています．ライブビュー撮影時は，最高約16コマ/秒というさらに高速な連写も可能です（AF/AEは1コマ目固定）．また，画質劣化の要因となる歪曲収差や回折現象なども撮影時の補正を可能とし，さらなる高画質を実現しています．AF低輝度限界性能も向上し，暗い環境下での撮影の幅が拡大されるほか，CMOSセンサの画素が撮像と位相差AFの両方を行なう「デュアルピクセルCMOS AF」により，素早く追従性の高いAFを実現しています．さらに，4K/60pの動画撮影機能に加え，スローモーション映像の撮影に適した120fpsフルHD動画撮影が可能です．また，撮影した4K動画から任意の1フレームを静止画として切り出す機能も備えています．

発売	キヤノン
仕様	寸法…約158.0（幅）×167.6（高さ）×82.6（奥行）mm／質量…約1340g（本体のみ）
価格	オープン価格（キヤノン直販ウェブサイト「キヤノンオンラインショップ」における2月3日時点の販売価格は732240円）
発売日	2016年4月28日
購入する	キヤノン EOS-1D X Mark IIをamazon.co.jpで購入する

鉄道ファン2016年4月号掲載｜ キヤノンの記事一覧