京都の市電 昭和を歩く 京都府京都市内で京都市交通局の路面電車の音を聞いて育ったという著者の写真のすばらしさに,まずは目を見張らせます.とくにこの路面電車をめぐる街の情景描写がすてきです.他の交通機関では薄い,路面電車に寄せる市民の親しみの深さを,本書からあらためて感じ取ることができます.また,情景写真とともに,車両や路線個々の解説も的確なもので,本書の資料性をより高めています. 著者福田静二発行トンボ出版仕様B5判 192ページ定価本体2600円+税発売日2015年4月10日購入する京都の市電 昭和を歩くをamazon.co.jpで購入する 鉄道ファン2015年7月号掲載| トンボ出版の記事一覧