東日本大震災から6年あまりが過ぎ,その後,東北地方の鉄道はどのように生まれ変わったのでしょうか.本書では,その現状を川島令三さんが取材,解説しています.路線別に現状のダイヤを概観する手法はこれまでと同様ですが,震災より前のダイヤと比べた記述もあり,BRT化された線区も含めて,今後の期待を込めた内容,展開でまとめられています.本書の対象となるのは,東北本線黒磯~盛岡間と,その東側に路線を有している各鉄道事業者の路線です.気仙沼線をはじめとしたBRTに転換された線区の実状はもちろんのこと,川島氏による具体的な提案などに興味を覚えました.
著者 | 川島令三 |
発行 | 草思社 |
仕様 | 四六判 288ページ |
定価 | 本体1900円+税 |
発売日 | 2017年10月12日 |
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