京王電鉄は,2018(平成30)年2月22日(木)始発から京王線・井の頭線のダイヤ改正を実施すると発表した.
京王線系統では,平日朝の時間帯において,上り新宿方面の準特急を6本増発する.これにより,京王八王子—新宿間を最速50分(現行53分)・橋本—新宿間を最速47分(現行54分)・京王多摩センター—新宿間を最速38分(現行45分)で運転する.また早朝時間帯に京王多摩センター始発の本八幡行き急行(都営新宿線内は各駅停車)を1本増発し,相模原線方面から都営新宿線方面への速達性の向上を図る.平日夕夜間の時間帯においては,下りの準特急を19本増発する.深夜時間帯については,都営新宿線から相模原線方面へ直通する列車を23時台(新線新宿発)に3本増発することにより,深夜時間帯に都心方面から利用する際の利便性の向上を図るほか,平日・土休日とも,新宿発の終電時刻を延長する.
ダイヤ改正にあわせて,新形車両5000系による座席指定列車“京王ライナー”の運転が開始される(→鉄道ニュース2018年1月24日掲載記事).“京王ライナー”は,平日・土休日の20時から0時台に,橋本行き・京王八王子行きを1時間に各1本ずつ,1日あたり合計10本の運転で,新宿から京王多摩センターまで最速24分,京王八王子まで最速35分となる.
このほか,京王線の駅の案内表示では,途中で列車種別が変更となる列車の案内方法が変更される.現行では列車種別が変更される駅名を行先として表示していたが,ダイヤ改正以降は常に最終の行先が表示されるようになる.
井の頭線については,平日・土休日共通で0時台に吉祥寺発明大前行きを新設し,吉祥寺—永福町間から京王線に乗り換えができる列車の最終時刻が延長される.
このほか,一部列車で時刻・行先・種別変更および編成両数の変更(京王線系統のみ)が実施される.
写真上:京王電鉄9000系 編集部撮影 若葉台検車区にて 2000-12-25(取材協力:京王電鉄)
写真下:京王電鉄5000系 編集部撮影 若葉台検車区にて 2017-7-19(取材協力:京王電鉄)