2012(平成24)年12月下旬に光明池車庫から千代田検車区へ回送されたあと,千代田工場に入場した泉北高速鉄道(大阪府都市開発)3000系3517編成+3555編成(なんば方から3517-3027-3028-3518+3555-3556)が,2013(平成25)年5月24日(金)に出場し,千代田工場—堺東間で2往復の試運転が実施されました.
今回の検査と同時に,車体塗色は南海通勤車色へと塗り替えられ,車番とCIロゴも南海仕様に交換されていることから,同編成は南海電鉄に譲渡されたものと思われます.
なお,3517号車と3556号車の乗務員室には防護無線装置が取り付けられ,方向幕は本線用のものに交換されていました.中間に連結された3518号車と3555号車については,先頭車としての運用を想定していないためか,ワイパー・ATS車上子が撤去され,前面方向幕の使用停止措置が取られています.さらに,車体塗色も中間車仕様となっていることから,同編成は6両固定編成で本線にて運用され,老朽化が進む7000系を置き換えるものと思われます.
写真:金剛—滝谷間にて 2013-5-24
投稿:寺坂 有生