(4)新車が続々と登場した国鉄末期という時代

長く本誌の編集に携わってきた名誉編集長・宮田寛之が『鉄道ファン』の歩みを語る4回目.公共企業体としての限界から国鉄が末期を迎える1980年代.『鉄道ファン』は写真を多用した誌面構成となっていき,一部からは「絵本のようだ」と言われていましたが,新車が次々と登場したこの時代,さまざまな情報を見る者に一度に伝えることができる写真の力を,宮田は信じていました.その結果「『鉄道ファン』は写真がきれいだ」と言われるようになり,また今も本誌の看板である「新車ガイド」が生まれるなど,現在のスタイルが確立されつつあった時代を振り返ります.

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