山万株式会社では，山万ユーカリが丘線が2007（平成19）年11月に開通25周年を迎えたことを記念し，同線の各駅「地区センター」「公園」「井野」「中学校」「女子大」5ヶ所の新たな駅名称を2008（平成20）年6月末日まで一般から公募します．
　山万ユーカリが丘線は，ユーカリが丘ニュータウンの交通利便向上ため，1982年に純民間企業経営の新交通システムとして開通しました．騒音，振動，排気ガスの発生しない「VONA」（Vehicle of New Age）を使用した新交通システムとして，民間としては日本で初めて実用化されました．現在は「こあら号」という愛称で市民に親しまれ，タウン内のすべての住宅を駅から徒歩10分以内で結ぶ暮らしの「足」として地域のインフラを支えています．地域に密着した交通機関として，同線スローガンでもある「誰からも愛されるユーカリが丘線」を推進すべく，沿線全5駅（「ユーカリが丘駅」を除く）の新名称を一般から募集します．
　25年前に開業した当初は各駅の将来構想をコミットメントする意味も含め駅名を採用しましたが，1997（平成9）年「女子大」駅には和洋女子大学のセミナーハウスが完成，「公園」駅にもユーカリが丘南公園をオープンさせるなど構想が果たされ，このたび今後のユーカリが丘将来像を改めて形成，共有するため，一般より広く駅名を公募することにいたしました．募集専用サイトに将来構想を告知し，構想にふさわしい名称を審査基準として，「考える街委員会」メンバーと山万株式会社で駅名を決定します．
　結果は，選考を行ない2008（平成20）年7月31日（木）に各駅の新名称を発表します．また，駅名新名称の採用者のなかから「最優秀賞」，「優秀賞」を選定し，7月下旬に表彰式の開催も予定しています．

写真：山万 1000形　　編集部撮影　　1983-12-1

※写真はイメージです．